2月終了!3月17日設立記念日

当社2月決算です。決算処理進行中ですがお蔭様で今期も成長で終える事が出来そうです。小売は受注ベースで昨対115%、予算対比106%という結果◇コロナ5類移行後店舗急回復しコロナ前を大きく超える事になり、EC:店舗比率はコロナ前(65:35)と同水準63:32で着地。なのでブログタイトルを73%→68%に変更しております笑

とは言えECも成長しておりますので、着実にお客様に支持され成長を続けられている部分は評価できるのではないでしょうか。分析はこれから行いますが、ストロング・ウィークポイントなど今後の対策を考え実行し今期も成長できるように社内で共有したいと思います。

昨年はコロナ規制解禁となり積極的に海外買付に出たのですが、日本と諸外国との差を痛感しました。物価や所得の変化に加え円安、安いと感じていたアジア諸国が日本同等もしくは高く感じる様に、そして貧富差拡大など二極化は今後日本国内も顕著になっていくと思われます。

コロナをきっかけに数年でこの変化、その速度は加速しています。

14年小売してきましたが私たち自身も変化してきました。1万以下の低単価ルース主体販売からスタートし、シンプルオーダー、そして現在の高単価ルース&フルオーダーへと内容をシフト◇その過程で年商億超えショップとなり、5億10億そしてさらに上のステージを目指しています。

宝石・ジュエリー小売ECしかも独自サイトのみ、すべてプロパーでそれを目指す。

外部イベントや多店舗販売で売上を積み上げるのは前例もあり興味ありません。自分達でモノ作り・運営し単店舗国内最大そして世界へ本格オーダージュエリーを発信するカタチを作り上げたいと考えていてそれは十分実現可能と見ています。正直すべてプロパーでは時間かかるのは理解していますが、地道に積み重ねる事が得意な当社なので焦らず運営し長期的にその位置に行くことが出来ればと考えています。現在の変化の加速度を考えると10年程でそれを実現する事ができるかもしれません。自らにも期待です笑

いずれにしても目指すカタチは明確に見えているので日々目標に向け進めるだけ◇モノ作りの面では昨年末から新しい拠点の準備を進めてきましたし、今期新しいブランディングもスタートさせる予定です。

小さな変化を積み重ねる事がいつか大きな変化につながると信じて、今期も様々なチャレンジしながら事業に集中していきたいと思っております。

34歳で独立し気づけば50歳、3月17日会社設立日 毎年この時期にブログ更新し過去を思い返す良いタイミングになっています。あっという間の16年ですがこの先16年で何ができるでしょう?16年後も変わらずチャレンジする気持ちを持ち続けている事を願います。そう感じた2024年3月17日でした。

夏イベント終了!

前のエントリーでイベントは年2回までとしていたひとつが先日終了しました。結果、過去最高2回分の受注を頂きました。本当に身が引き締まる思いです。商品・集客・イベント運営すべてプロパーなので売上がダイレクトに当店評価となります。これだけ信頼頂けた事は日々の成果として嬉しいのですが、単純に嬉しいだけの感情ではなくどちらかというと心配の方が大きい笑

どんな感情なのか書いてみたいと思います。

1,折角ご来店いただいたのにお買物いただけない方には何が足りなかったのか?

2,ご満足いただけるものがお届けできるか?

3,売上の凸が大きすぎないか?

4,外部要因で実力以上になっていないか?

5,お買物頂ける事を当たり前と勘違いしないか

1,外部イベントと違い自社単独イベントで集客しているのでご来場目的は当店しかありません。当店のような小売店舗の満足度の指標はお買物く事ですので、わざわざ交通費かけお越しにも関わらず何もなかった…これ期待に応えられてないと思うんです。もしくは集客段階でミスマッチを起こしてしまった。当店イベント買上率は80%前後ですので少しでもご来場の満足度が100%に近づけるよう品揃え・サービス・価格・告知など改善していきたいと考えています。

2,オーダージュエリーは未完成時点で受注頂きます。ジュエリーは安価なものからハイまで実は品質が幅広く、お客様の望まれるレベルもそれぞれですし、当店品質で対応できているかなど心配は尽きません。どんなに一生懸命製作しようが求められる品質に至らなければ満足度は低くリピート頂けません。より良い品質を求める方にも想像を超える品質でご提供できるよう常に技術向上目指さなければいけません。毎回感想をお聞きするまでドキドキです。

3,プロパーで12ヶ月凸凹ない売上構成を目指しているので、イベントは+α、決してイベント売上をメインにしてはいけないと考えています。イベントは水物でもあるし、外部要因による影響も起こりやすく、下手をするとプロパー売上の後先取りの場合もありますので前後が大きく落ち込みのないか注視する必要もあります。

4,計画を大幅に上回った場合、実力なのか?外部要因があったのか?を考えます。 外部要因が大きい時は一過性で注意必要。今回コロナ外出規制撤廃後初イベント、株価上昇などあったものの、メデイアやSNSでバズったわけではありません。現に来場数を大きく増やしていませんでした。プラス要因を分析した時に2つあるのですがそれは企業秘密で笑。ただ雰囲気として株価がプラスに働いていた部分は少なからずあったようにも感じます。

5,これはECにもつながるのですが、売上が伸びている時や予定以上に受注頂いたりすると、お買物が頂ける事が当たり前になり、今まで丁寧に行っていた手順を端折ったり雑にこなしてしまう事があります。会社員時代それで失敗した人や店多く見てきました。幸い現時点では少ない人数で運営しているので毎回この事も共有できていると思いますが、過去の積み重ねが今の信頼につながり、今の行いはこれからの信頼につながる事を絶対に忘れていけません。当たり前のことを毎回当たり前にすることが大切なのは基本です。

など、在庫・顧客ゼロから小売始めたこともあり、お買物頂くことに何年経っても感謝ですし、お買物いただけなかった事に力不足を痛感します。

何か足りないのかの答え…終わりなき旅かもしれません。

宝石・ジュエリービジネスの基本を当りまえに続ける。簡単なようで難しくブレで横にズレいってしまう人も多くいるように感じます。特にネット社会ではSNSなどできらびやかな成功体験などを目にする機会も多く成功を急いでしまいがちです。マーケティングで一時的に売れるを作り出すことは可能ですが、中身の伴わない張りぼては遅かれ早かれ見抜かれボロが出て、結果購入者に迷惑をかけることになります。

金額の大きくなりがちなビジネスですが、売上が第一ではなく、人生以上に長く残る宝石やジュエリーを扱うものとして本当に大切な事が何かを知り、そして基本を守り続ける事がなにより必要です。

15期終了◇会社設立日

コロナも落ちつきいよいよ日常を取り戻しそうな2023年、2月で15期終了、そして今日3月17日会社設立日…無事15期連続成長で終えることが出来そうです。

店舗売上がコロナ前の水準まで戻り、完全復活!その間成長で支えたECと合わせ良いスコアで終えることが出来ました◇しかもさらなる成長の種が芽生えているのでこの先が楽しみでもあります。

ECサイトは13周年で買付/集客/販売/デザイン設計/製造(最終仕上げは外注 )まで自社で完結できることが現ステージでは最大の強みです。イベント参加など一時的な売上増より小売店として確実な成長を続ける為、日々の運営を大事にし顧客と信頼関係を重ねる、今後もそれは変わりません。私たちの成長は利用者様にとってバリューアップでもあるので無理ないペースで引き続き継続成長を目指しています。

創業3年目卸しながら小売移行を決断したのですが、その時にやることよりもやらない事を決めてスタートしました。具体的にどんなものか挙げてみます。

・外部イベントに参加しない

・自社展示会は年2回迄

・EC主体

・多店舗展開しない

・製品販売しない

・委託(借り物)商品で商売しない

・値引き商法しない

当時の一般的なジュエリー店と真逆ですね笑 とにかくECで安定的に受注することを目指し上記のやらない事を決め、その上でご利用いただく為にを考え実行してきた結果、13年連続受注増で成長しております◇ただ売上最優先ではありません。やらない事を決めたのは展示会商法(集客・商品を外部に頼る)で衰退した小売店を見て、昭和・平成スタイル(分業)では今後の成長は難しいと判断したから。

昭和から続く流通は分業で小売店は顧客とのつながり・集客が重要で商品は卸やメーカーに頼るというのが当たり前でした(逆に範囲外をやるのはご法度的な感じ)。商品は委託、集客は卸・メーカー主導の展示会というスタイルが2000年代まで全国小売店で数字を上げていましたが、2010年頃にはそのスタイルが崩壊しているのが明白でした。EC~スマホの登場が大きかったけど多くの小売店は在庫リスク少ない展示会商法から抜け出せなかった。

そんな状況を目の当たりにし、外部依存ではなく自力成長を選択◇自分達で国内外で買付・在庫し、集客し、販売し、デザインし、設計・原型を製作し、製品に仕上げる(※これを私は自力と呼びます)道を地道に作ってきました。ECショップ(この規模感)で一定レベルのモノづくりまでできる店案外少なかったりします。コロナ禍でも成長を続けられたのは自力あってのことと実感してます。ただジュエリーで高度なモノづくりは今日明日で出来るものではないので、受注制限しないといけない局面が昨年度発生しました。今はCADや3Dプリンターなど様々なテクノロジーが登場しモノ作りの現場も変わってきておりますが、全自動化はできません。最終的には人が必要ですので、優秀な職人の確保・育成この辺りの課題は当社だけでなく業界全体でこれから大きくなってきそうです。

右から左の商売ではなく、自力にこだわりスタート時に決めたやらない事を守り一定の成果を上げる。多分同業から見ると稀な存在かもしれませんね笑

とまぁ自分一人考え目指していても一緒に歩むスタッフに共通の意識がなければ成長できません。やはり共有が大切です。当社ではスタッフ全員(アルバイト・パート含む)に細かな数字を発表し、現状や目指すところ、判断基準など明確にしそれぞれの役割の意味を把握しもらうようにしています。日々忙しなく業務をしていると注文が当たり前になったり、顧客ではなく業務こなすことが最優先になってしまいがちですが、その日々の業務はお客様からのアクションあって初めて発生するという事、何が優先・大切か小売の本質を定期的に共有するようにしています。こんな時勢ですがやることをやればしっかり結果は残りますし、着実に支持いただけます。

コロナで増えた宝石・ジュエリーECショップを見ていても、一部のカテゴリーが競争過多で、単なるモノ売り合戦で顧客争奪戦しています。ジュエリーの本質を理解し自身および顧客と向きあうお店は変わらず盛況のように感じます。当社は引き続き独自の道で新しいジュエリーショップを目指していきたいと思いますので、引き続きどうぞよろしくお願いいたします。

画像は先日行ったミーテイング資料の表紙、全部で36ページあります。


Withコロナのジュエリービジネス

2020年8月16日夏休み最終日、例年とは違い夏の解放感もないまま自粛生活を過ごした方多いかと思います。明らかに変わった生活様式の中今後私たちのビジネスもどう変化していくのかを予想しなければなりませんし、適応していかなければ生き残る事はできません。

宝石・ジュエリー業界においても展示会中止、店舗一時クローズなど大きな影響を受けました。少しづつ戻りつつありますが完全にコロナ前に戻ることはないと予想しております。当業界でもこれを機にゲームチェンジが起こりつつあり各企業対応を急いでいると思われます。

えっ考えてない??まぁそれはそれで(笑)

当社も過去10年WEBで高額品まで売切る事を目指しネット販売に注力、色々仕込んできたことが、上手く機能しこのコロナ禍も大きな落ち込みもなく第1波をのりきる事ができました。

参考までにコロナ禍3-7月の受注スコアを公開します。

【店概要】東京都内  ネット販売+実店舗販売 6名で運営 10周年

WEB売上:店舗売上 65:35 ※昨年度実績

成長率 2,019年117% 2018年117% 2017年129% 2016年128% 2015年117%

過去5年平均 121%

2020年3-7月実績

■昨年対比 113%

■予算対比 102%

4-5月都の自粛要請に応じて店舗を一時閉店した売上減少は大きい(5月は店舗売上ゼロ)

3月上旬は警戒なく来店も順調に推移してましたが、コロナ関連ニュースが増えたこともあり3週目から来店が減少、危機を煽るニュースに同時にWEB売上も3週目は半減、WEBに関しては4週目盛り返し通常に回復。

4月いよいよ緊急事態宣言が現実となり宣言された2週目はWEBも反応し売上減、店舗は言うまでもなく…

毎週スタッフ間で数字のすり合わせを行い現状把握・分析、翌週対策を行うので変化認識や実行は得意でスピーディーに行えます。緊急事態宣言発令に伴う店舗一時閉店、それに伴うWEB販売へ資源集中、リモートワーク対応も比較短時間で対応できたかと思います。

4-5月は店舗売上をWEBでカバーする為、WEB用商材の手当(単価が2倍違う為低価格帯を増やす)、掲載数アップのためカメラセット追加購入(2台体制)、スカイプミーティング、作業分担、オンライン接客の導入、など緊急事態時でもお客様には普段と何一つ変わらない店と思ってもらえるように対応。単価は昨年より半減したもののおり込み済で掲載数を増やしたこともあり順調に売上を確保することができました。

6月緊急事態宣言解除となり店舗再開、店舗売上も予算通りに回復(昨対は昨年6月イベントを行った為数値は低くなってます)、4月行った施策によWEB販売の伸びも継続6月トータル 予算対比135% 昨年対比107%

7月コロナ第2波が少しづつ迫り、2週目店頭イベントも例年に比べ来場数は減少、イベント予算は届かず、以降も店舗への来店数は少なく影響継続しています。昨対店舗の数字はイベントの影響、7月トータル 予算対比95% 昨年対比199%

ざっと都内宝石小売店の現状こんな感じです。店舗のみの会社の場合店舗売上をみて頂けると厳しい現状がお分かり頂けるかと思います。引き続き8月も店舗への影響が避けられなそうです。

withコロナ、店舗のあり方を真剣に考えて方向転換しなければいけないと実感しております。オンラインに100%舵を切るかもしれません。先を読み、決断・実行することが経営者には求められますのでどこかで判断したと考えております。

強いものが生き残るのではなく、変化できるものが生き残る。今回のコロナはまさに変化を迫られている状況で、秋に向け最悪の状況を想定し備える必要があります。何も起こらなければ準備した分必ず成長します。withコロナでの自社のビジネススタイルを決める。まずはそれを判断・決定することが求められように感じます。

明日から通常営業再開、皆様一緒に頑張っていきましょう。

11月3日文化の日

こんにちは!11月3日46歳になりました。

34で独立したので会社も12年になります。あっと言う間でした。スタート当初はBtoBサイトや卸イベント参加などしておりましたが少しずつ内容が変化し、3年前のIJT撤退より今は完全に輸入製造小売に移行しております。卸の売上減少を小売の成長でカバーし上手く移行することができました。小売に注力したことは間違いではなったと今では思います。

今年は10月消費税増税を心配しましたが、締めてみると10月受注は昨対140%、前回8%の時のような直前駆け込みがない代わりに落ち込みもなかったので、政府の5%還元施策は初月は良かったのかなと。このまま大きな影響が来ないことを切に願います。

久しぶりに起業時の事思い返していたのですが、起業とは思い通りにいかないものですね。当初思い描いてたプランと今は全く違う事業をしている訳ですから(笑)。ブログを遡っていただくとわかると思いますが、最初はBtoBマッチングサイトでスタートし資本金500万の内250万サイト制作に突っ込みました。宝飾業界からIT企業を狙ったのですが…撃沈。途中前の会社の在庫を引き取る事になり販売するためにネット通販スタートして、今の基礎ができたのでこれは運が良かった。

最近は宝石ジュエリー業界でも卸からネット直販にチャレンジするケースも多くなってきていますが、中々成果が上がらず結局ミネラルショーなどリアルイベントに頼ってしまう傾向にあります。しかし小売を目指すならまずは何が重要かを考えないといけません。まずやらなくてはいけない事は集客!その為の魅力をどう出すかを本気で考えないと私たちみたいな小さい個店に来てくれません。またその部分を他社に頼っていては目の前売上はできても、継続的な成長は見込めないと思います。他にもポイントは多数ありますが小売を目指すならまずは集客ありきです。

来年2020年になりますが、所有概念や買い物方法、ライフスタイルなど変化し、継続成長するためには私たちも変化しなければいけないと常に危機感も持っています。12年積み上げた経験で柔軟性がなくならないようにこれからも変化させながら成長していければと思います。

宝石購入…A店ではSランク扱いだけど、 B店だとそのルースはDランク扱い?結局は…

こんにちは!

先日ショップのメルマガで反響があった内容で、結局宝石選びはここだよね。という内容をご紹介します。

以下、メルマガの内容

前文省略、

さて、ルースを集めていると
あの時良いと思って購入したルース

今考えるとカットが少し歪んでるな…
インクルージョン多いな…
色ムラがあるな…
などと、

色石を知れば知るほど品質の違いを知り
色だけでなく、クオリティー・カットの重要性を
感じるようになってまいります。

やはりもっと良いものが欲しい
そう感じるのは皆同じですね。

近年はルースサイトも増え、フリマサイトやオークションサイトなどで個人売買も活発になっており、 今まで販売に値しなかったような低質品も同じ宝石名で出品されるようになってきました。

選択肢が増えた半面、選ぶのが大変な時代ですね。
そして皆様困るのが商品説明の判断、(色石にはダイヤモンドのようなグレーディングシステムはありません)

例えば「最高にキレイ」とA店で表現されたルース

A店ではSランク扱いだけど、
B店だとそのルースはDランク扱い
場合によっては取扱外
なんてことも当たり前に起っております。

「傷がない」「インクルージョンなくクリーン」「カットがキレイ」

などのも同様ですね。

店毎に扱う品質が違うので基準を知るまでが大変!

昨日ご来店のお客様がつくづくおっしゃっていたのが、

宝石は誰から買うか本当に大切ですね…

おしゃる通りです
定価と定められたグレードのない色石は特に…。

以上、メルマガ抜粋

ネットショップだけでなく、実店舗の店員の言葉も一緒です。レベルの低い店員はなんでもキレイと表現しますし、本人は本気でそう思ってたりする(上のレベルを見ていないので低質品でもキレイに感じてる)のでまたタチが悪い。

良質な宝石を購入するのに大事なことと聞かれれば、結局は「誰から(どこから)買うか」これに尽きると思います。私たちの仕入も一緒です。

令和にむけて

こんにちは!10連休3日目いかがお過ごしでしょうか?小売店の方は休みなく営業という方も多いかもしれませんね。当社は9連休にして5月6日より営業します。

さて、いよいよ平成も終わり令和元年に。余裕をもって年号が変わるというのが初体験なので、何をどう心構えすれば良いのか分かりませんが、良い機会なので自身の振り返りと今後25年を改めて整理してみました。一応70歳まで元気に動くとして。

まず振り返りは年表を作成ししてきたことを記入、すると…

1、高校~就職まで10年

2、会社員10年

3、独立して10年

と10年ごとに環境が変化。ちょうどここまでが平成。そう考えると会社員・独立後の社長業とすべて学びの時代でした。それぞれ10年の経験値を積んだことになります。

で令和元年から25年までの計画を立ててみました。

45歳になると65歳まであと20年、社会人20年の成果で今後20年を照らすと単純に時間がないと焦っていたのですが、改めて25年を整理してみると十分やれる時間はあるし、何より経験値が全く違うことに気づけたことは成果でした。初めての事が多かった20代の経験値と今は数段違うし、1,2各フェーズが10年の経験値しかなかったものが、3は20年、30年と経験値は積みあがっていくので、同じ時間でも数段効率よくできるようになるはずです。

令和は加速度的に成長していけると確信しております。

成長を考える上で外部環境にも目を向けなければなりませんが、残念ながら国内の宝飾市場規模は約9500億円程、成長産業ではない為単に国内運営してるだけでは大きな成長は望めません。ただし世界に目を向けると1971億ドル(約20兆円)とマーケットは一気に大きくなります。参考:アメリカ594億ドル、中国449億ドル、その他アジア333億ドル、ヨーロッパ140億ドル、日本91億ドル、ロシア63億ドル、その他301億ドル

もちろん世界に受け入れられるのは容易ではないですが、これから多くの小売業が嫌でも世界規模の競争に入りますので、私たちも20兆円のマーケットを見据え準備していかなくてはいけません。そんなのまだ先のはなしでしょ。そう思う方も多いと思いますが

数年前、台湾の方から当ショップにルース注文が入り、それをアメリカの工房に直送してほしいとリクエスト、おそらくアメリカの工房でジュエリーにし台湾へ。
国をまたいでたったひとつのジュエリー製作が個人レベルで行えるように既になっています。その一翼に加わった時に想像以上に早くそんな時代が来ると確信しました。

準備をしていかないと食われるばかりになってしまいますが、反面準備次第ではチャンスです。

私たちはECを主戦場としてますので、国内EC化率を5%としても国内宝飾EC市場は475億程度しかありません、これが20兆・5%では1兆円、他国のEC化率の高さや今後の上昇を見て8%とすると1兆6000億円になります。今後さらにEC化率は上昇しますのでさらに大きくなると予想します。

EC化率上昇は我々にとってもプラス要因で、現在停滞する国内宝飾市場の中で毎年10%以上成長できているのはこの要因も大きいと感じます。今後翻訳機能が進化すれば越境ECは日本でも一気にブレークスルーし、当たり前になると思われます。また大きなプレーヤーが存在しないこともチャンスです。

その時主役になれるよう脇目も振らずECに集中し日々積み上げている最中ですが、令和元年からもテッピングポイントに向け日々積み上げていきます。

新元号の良い機会なので改めて過去と未来を整理してみるのもオススメです。

では良いGWをお過ごしください。


11期終了

こんにちは!まもなく新元号発表され、2019年5月から新しい時代へ突入します。個人的には楽観主義者なので人類はテクノロジーを進化させながらあらゆる問題を解決し、より良くなって行くと信じております。

スマホが登場しこの10年で生活も大きく変化してきたので、これからどんなことが起こるかとても楽しみ。仕事のスタイルも色々変化してきてるので、変化に適用しながら色々チャレンジできればと考えております。

当社は2月で11期目終了しました。売上は昨対116%と11期連続増収、利益は2月海外ショーでの仕入が大きくなった為予定より減少となりましたが、12期に向けてあえて仕入れた部分もありました。製造品と違い出会った時に仕入れないと良い商材を確保できない業界なので…難しい所ではありますね。

運営するECサイトは9年となりましたが同数の成長率で、買上単価・点数単価も過去最高値を更新、取扱ルースの品質を向上してきた事もありスタート時に比べ買上単価で2.5倍、点数単価で3倍に上昇しております。ジュエリーオーダーの割合は昨対3ポイント上昇しました。9年の地道な運営で高価なものでもECでお買い物いただける信頼関係が築けてきていると感じております。やはり地道に積み上げていくしかないですね。

既に12期目に入っており、10月消費税引き上げの心配な材料もありますが、今期はモノづくりをさらに強化、スピードアップする為、本格的に自社工房を計画しております。基本はお客様から受注した1点モノ製作が中心になりますので、ジュエリー職人、CADオペ、デザイナーなどで未来志向の人を現在募集しております。

ゆくゆくはフルオーダーのジャパンメイドジュエリーをデザインライブを通じて世界中に届けたいとも計画しておりますが、まずは国内で実績を重ね一歩づつ広がって行けばと思います。ジュエリーデザインが好き、ジュエリーメイキングが好き、CADに自信がある。という方からの連絡お待ちしております。

最後求人になってしまいましたが・・・(笑)

しかし新元号なにになるんでしょうね。

皆さま良い新年度をお迎えください

ハンドメイドジュエリー=非効率!?

こんにちは!

8月も終わりますね。皆様いかがお過ごしでしょうか?

今回はジュエリーCADやハンドメイドジュエリーに対して
消費側がどう感じているかについて現在現場で感じる事
を書いてみます。

かれこれ22年前にジュエリーCADというものを知って
当時大学を出て彫金学校の学生だった私は、月10万円で
都内で生活しなければならず投資する費用が捻出できず
触れることはできませんでした。
もっとバイトしろって話ですが(笑)

この業界に従事している方はご存知の通り
現在ジュエリー製作の現場では不可欠となっております。

個人レベルの工房ではまだまだハンドメイドでイチから
製作され手作りの良さで差別化をしている所も多いかと
思います。

私もその方法で丹精込めて作るものに価値を感じた世代
です。

ただ時代の流れでしょうか…

ハンドメイドジュエリー(特に鍛造)=非効率・コスト高

のイメージを持つも世代も出てきているように感じます。

※当店顧客は18-24歳は8%、25-54歳80%がメインで
55-65歳7%、65歳以上は5%ほどですので
ブライダル専門を除く一般的な宝石小売店に比べ年齢
層は低いかと思います。

学校教育でタブレット、連絡はLINE
何でも短時間で機械が作ってしまうよな時代に突入し
そんな中で育った世代は

わざわざ地金伸ばして曲げるの?
手でワックス削るの?

機械でやった方が効率的と考えてもおかしくありません
し、今後その割合は益々増えるのではないでしょうか。

もちろん一部の人間にしかできな技術もありますし
その人でなければ出せない雰囲気もありますのでハンド
メイド自体なくなる事ないと思いますが、一般的なジュ
エリー製作はすでにマシンメイドに置き変わっているの
が現状です。

最近はジュエリー製作学校の閉校も耳にします。
その要因が業界低迷だけでなく
効率を求める若い世代が、コツコツ作ることに価値を感
じなくなってる事実も忘れてはいけません。

製造機器が進化しハンドメイドがウィークポイントになる。
そんな時代も案外早くくるかもしれませんね。

5年後 10年後 20年後…
社会やこの業界どうなっているのでしょう‥

先日自動運転のユーザーを乗せた実証実験が行われ、
その感想は人の運転と変わらないと言ってました。
リスクを冒さない静かな運転をイメージしてたらしですが
結構アグレッシブだったのが人間らしいとの事

既にここまで来ているといった感じです。

個人的にはテクノロジーがあらゆる課題をクリアし良い
方向に進むと楽観してますので今後はとても楽しみです♪

<注釈>
決してハンドメイドを否定しマシンメイドを肯定、
またその逆でもございません。
個人的には顧客の要望に合わせてベストの方法で製作
すれば良いというスタンスです。