2月終了!3月17日設立記念日

当社2月決算です。決算処理進行中ですがお蔭様で今期も成長で終える事が出来そうです。小売は受注ベースで昨対115%、予算対比106%という結果◇コロナ5類移行後店舗急回復しコロナ前を大きく超える事になり、EC:店舗比率はコロナ前(65:35)と同水準63:32で着地。なのでブログタイトルを73%→68%に変更しております笑

とは言えECも成長しておりますので、着実にお客様に支持され成長を続けられている部分は評価できるのではないでしょうか。分析はこれから行いますが、ストロング・ウィークポイントなど今後の対策を考え実行し今期も成長できるように社内で共有したいと思います。

昨年はコロナ規制解禁となり積極的に海外買付に出たのですが、日本と諸外国との差を痛感しました。物価や所得の変化に加え円安、安いと感じていたアジア諸国が日本同等もしくは高く感じる様に、そして貧富差拡大など二極化は今後日本国内も顕著になっていくと思われます。

コロナをきっかけに数年でこの変化、その速度は加速しています。

14年小売してきましたが私たち自身も変化してきました。1万以下の低単価ルース主体販売からスタートし、シンプルオーダー、そして現在の高単価ルース&フルオーダーへと内容をシフト◇その過程で年商億超えショップとなり、5億10億そしてさらに上のステージを目指しています。

宝石・ジュエリー小売ECしかも独自サイトのみ、すべてプロパーでそれを目指す。

外部イベントや多店舗販売で売上を積み上げるのは前例もあり興味ありません。自分達でモノ作り・運営し単店舗国内最大そして世界へ本格オーダージュエリーを発信するカタチを作り上げたいと考えていてそれは十分実現可能と見ています。正直すべてプロパーでは時間かかるのは理解していますが、地道に積み重ねる事が得意な当社なので焦らず運営し長期的にその位置に行くことが出来ればと考えています。現在の変化の加速度を考えると10年程でそれを実現する事ができるかもしれません。自らにも期待です笑

いずれにしても目指すカタチは明確に見えているので日々目標に向け進めるだけ◇モノ作りの面では昨年末から新しい拠点の準備を進めてきましたし、今期新しいブランディングもスタートさせる予定です。

小さな変化を積み重ねる事がいつか大きな変化につながると信じて、今期も様々なチャレンジしながら事業に集中していきたいと思っております。

34歳で独立し気づけば50歳、3月17日会社設立日 毎年この時期にブログ更新し過去を思い返す良いタイミングになっています。あっという間の16年ですがこの先16年で何ができるでしょう?16年後も変わらずチャレンジする気持ちを持ち続けている事を願います。そう感じた2024年3月17日でした。

夏イベント終了!

前のエントリーでイベントは年2回までとしていたひとつが先日終了しました。結果、過去最高2回分の受注を頂きました。本当に身が引き締まる思いです。商品・集客・イベント運営すべてプロパーなので売上がダイレクトに当店評価となります。これだけ信頼頂けた事は日々の成果として嬉しいのですが、単純に嬉しいだけの感情ではなくどちらかというと心配の方が大きい笑

どんな感情なのか書いてみたいと思います。

1,折角ご来店いただいたのにお買物いただけない方には何が足りなかったのか?

2,ご満足いただけるものがお届けできるか?

3,売上の凸が大きすぎないか?

4,外部要因で実力以上になっていないか?

5,お買物頂ける事を当たり前と勘違いしないか

1,外部イベントと違い自社単独イベントで集客しているのでご来場目的は当店しかありません。当店のような小売店舗の満足度の指標はお買物く事ですので、わざわざ交通費かけお越しにも関わらず何もなかった…これ期待に応えられてないと思うんです。もしくは集客段階でミスマッチを起こしてしまった。当店イベント買上率は80%前後ですので少しでもご来場の満足度が100%に近づけるよう品揃え・サービス・価格・告知など改善していきたいと考えています。

2,オーダージュエリーは未完成時点で受注頂きます。ジュエリーは安価なものからハイまで実は品質が幅広く、お客様の望まれるレベルもそれぞれですし、当店品質で対応できているかなど心配は尽きません。どんなに一生懸命製作しようが求められる品質に至らなければ満足度は低くリピート頂けません。より良い品質を求める方にも想像を超える品質でご提供できるよう常に技術向上目指さなければいけません。毎回感想をお聞きするまでドキドキです。

3,プロパーで12ヶ月凸凹ない売上構成を目指しているので、イベントは+α、決してイベント売上をメインにしてはいけないと考えています。イベントは水物でもあるし、外部要因による影響も起こりやすく、下手をするとプロパー売上の後先取りの場合もありますので前後が大きく落ち込みのないか注視する必要もあります。

4,計画を大幅に上回った場合、実力なのか?外部要因があったのか?を考えます。 外部要因が大きい時は一過性で注意必要。今回コロナ外出規制撤廃後初イベント、株価上昇などあったものの、メデイアやSNSでバズったわけではありません。現に来場数を大きく増やしていませんでした。プラス要因を分析した時に2つあるのですがそれは企業秘密で笑。ただ雰囲気として株価がプラスに働いていた部分は少なからずあったようにも感じます。

5,これはECにもつながるのですが、売上が伸びている時や予定以上に受注頂いたりすると、お買物が頂ける事が当たり前になり、今まで丁寧に行っていた手順を端折ったり雑にこなしてしまう事があります。会社員時代それで失敗した人や店多く見てきました。幸い現時点では少ない人数で運営しているので毎回この事も共有できていると思いますが、過去の積み重ねが今の信頼につながり、今の行いはこれからの信頼につながる事を絶対に忘れていけません。当たり前のことを毎回当たり前にすることが大切なのは基本です。

など、在庫・顧客ゼロから小売始めたこともあり、お買物頂くことに何年経っても感謝ですし、お買物いただけなかった事に力不足を痛感します。

何か足りないのかの答え…終わりなき旅かもしれません。

宝石・ジュエリービジネスの基本を当りまえに続ける。簡単なようで難しくブレで横にズレいってしまう人も多くいるように感じます。特にネット社会ではSNSなどできらびやかな成功体験などを目にする機会も多く成功を急いでしまいがちです。マーケティングで一時的に売れるを作り出すことは可能ですが、中身の伴わない張りぼては遅かれ早かれ見抜かれボロが出て、結果購入者に迷惑をかけることになります。

金額の大きくなりがちなビジネスですが、売上が第一ではなく、人生以上に長く残る宝石やジュエリーを扱うものとして本当に大切な事が何かを知り、そして基本を守り続ける事がなにより必要です。

15期終了◇会社設立日

コロナも落ちつきいよいよ日常を取り戻しそうな2023年、2月で15期終了、そして今日3月17日会社設立日…無事15期連続成長で終えることが出来そうです。

店舗売上がコロナ前の水準まで戻り、完全復活!その間成長で支えたECと合わせ良いスコアで終えることが出来ました◇しかもさらなる成長の種が芽生えているのでこの先が楽しみでもあります。

ECサイトは13周年で買付/集客/販売/デザイン設計/製造(最終仕上げは外注 )まで自社で完結できることが現ステージでは最大の強みです。イベント参加など一時的な売上増より小売店として確実な成長を続ける為、日々の運営を大事にし顧客と信頼関係を重ねる、今後もそれは変わりません。私たちの成長は利用者様にとってバリューアップでもあるので無理ないペースで引き続き継続成長を目指しています。

創業3年目卸しながら小売移行を決断したのですが、その時にやることよりもやらない事を決めてスタートしました。具体的にどんなものか挙げてみます。

・外部イベントに参加しない

・自社展示会は年2回迄

・EC主体

・多店舗展開しない

・製品販売しない

・委託(借り物)商品で商売しない

・値引き商法しない

当時の一般的なジュエリー店と真逆ですね笑 とにかくECで安定的に受注することを目指し上記のやらない事を決め、その上でご利用いただく為にを考え実行してきた結果、13年連続受注増で成長しております◇ただ売上最優先ではありません。やらない事を決めたのは展示会商法(集客・商品を外部に頼る)で衰退した小売店を見て、昭和・平成スタイル(分業)では今後の成長は難しいと判断したから。

昭和から続く流通は分業で小売店は顧客とのつながり・集客が重要で商品は卸やメーカーに頼るというのが当たり前でした(逆に範囲外をやるのはご法度的な感じ)。商品は委託、集客は卸・メーカー主導の展示会というスタイルが2000年代まで全国小売店で数字を上げていましたが、2010年頃にはそのスタイルが崩壊しているのが明白でした。EC~スマホの登場が大きかったけど多くの小売店は在庫リスク少ない展示会商法から抜け出せなかった。

そんな状況を目の当たりにし、外部依存ではなく自力成長を選択◇自分達で国内外で買付・在庫し、集客し、販売し、デザインし、設計・原型を製作し、製品に仕上げる(※これを私は自力と呼びます)道を地道に作ってきました。ECショップ(この規模感)で一定レベルのモノづくりまでできる店案外少なかったりします。コロナ禍でも成長を続けられたのは自力あってのことと実感してます。ただジュエリーで高度なモノづくりは今日明日で出来るものではないので、受注制限しないといけない局面が昨年度発生しました。今はCADや3Dプリンターなど様々なテクノロジーが登場しモノ作りの現場も変わってきておりますが、全自動化はできません。最終的には人が必要ですので、優秀な職人の確保・育成この辺りの課題は当社だけでなく業界全体でこれから大きくなってきそうです。

右から左の商売ではなく、自力にこだわりスタート時に決めたやらない事を守り一定の成果を上げる。多分同業から見ると稀な存在かもしれませんね笑

とまぁ自分一人考え目指していても一緒に歩むスタッフに共通の意識がなければ成長できません。やはり共有が大切です。当社ではスタッフ全員(アルバイト・パート含む)に細かな数字を発表し、現状や目指すところ、判断基準など明確にしそれぞれの役割の意味を把握しもらうようにしています。日々忙しなく業務をしていると注文が当たり前になったり、顧客ではなく業務こなすことが最優先になってしまいがちですが、その日々の業務はお客様からのアクションあって初めて発生するという事、何が優先・大切か小売の本質を定期的に共有するようにしています。こんな時勢ですがやることをやればしっかり結果は残りますし、着実に支持いただけます。

コロナで増えた宝石・ジュエリーECショップを見ていても、一部のカテゴリーが競争過多で、単なるモノ売り合戦で顧客争奪戦しています。ジュエリーの本質を理解し自身および顧客と向きあうお店は変わらず盛況のように感じます。当社は引き続き独自の道で新しいジュエリーショップを目指していきたいと思いますので、引き続きどうぞよろしくお願いいたします。

画像は先日行ったミーテイング資料の表紙、全部で36ページあります。


Withコロナのジュエリービジネス

2020年8月16日夏休み最終日、例年とは違い夏の解放感もないまま自粛生活を過ごした方多いかと思います。明らかに変わった生活様式の中今後私たちのビジネスもどう変化していくのかを予想しなければなりませんし、適応していかなければ生き残る事はできません。

宝石・ジュエリー業界においても展示会中止、店舗一時クローズなど大きな影響を受けました。少しづつ戻りつつありますが完全にコロナ前に戻ることはないと予想しております。当業界でもこれを機にゲームチェンジが起こりつつあり各企業対応を急いでいると思われます。

えっ考えてない??まぁそれはそれで(笑)

当社も過去10年WEBで高額品まで売切る事を目指しネット販売に注力、色々仕込んできたことが、上手く機能しこのコロナ禍も大きな落ち込みもなく第1波をのりきる事ができました。

参考までにコロナ禍3-7月の受注スコアを公開します。

【店概要】東京都内  ネット販売+実店舗販売 6名で運営 10周年

WEB売上:店舗売上 65:35 ※昨年度実績

成長率 2,019年117% 2018年117% 2017年129% 2016年128% 2015年117%

過去5年平均 121%

2020年3-7月実績

■昨年対比 113%

■予算対比 102%

4-5月都の自粛要請に応じて店舗を一時閉店した売上減少は大きい(5月は店舗売上ゼロ)

3月上旬は警戒なく来店も順調に推移してましたが、コロナ関連ニュースが増えたこともあり3週目から来店が減少、危機を煽るニュースに同時にWEB売上も3週目は半減、WEBに関しては4週目盛り返し通常に回復。

4月いよいよ緊急事態宣言が現実となり宣言された2週目はWEBも反応し売上減、店舗は言うまでもなく…

毎週スタッフ間で数字のすり合わせを行い現状把握・分析、翌週対策を行うので変化認識や実行は得意でスピーディーに行えます。緊急事態宣言発令に伴う店舗一時閉店、それに伴うWEB販売へ資源集中、リモートワーク対応も比較短時間で対応できたかと思います。

4-5月は店舗売上をWEBでカバーする為、WEB用商材の手当(単価が2倍違う為低価格帯を増やす)、掲載数アップのためカメラセット追加購入(2台体制)、スカイプミーティング、作業分担、オンライン接客の導入、など緊急事態時でもお客様には普段と何一つ変わらない店と思ってもらえるように対応。単価は昨年より半減したもののおり込み済で掲載数を増やしたこともあり順調に売上を確保することができました。

6月緊急事態宣言解除となり店舗再開、店舗売上も予算通りに回復(昨対は昨年6月イベントを行った為数値は低くなってます)、4月行った施策によWEB販売の伸びも継続6月トータル 予算対比135% 昨年対比107%

7月コロナ第2波が少しづつ迫り、2週目店頭イベントも例年に比べ来場数は減少、イベント予算は届かず、以降も店舗への来店数は少なく影響継続しています。昨対店舗の数字はイベントの影響、7月トータル 予算対比95% 昨年対比199%

ざっと都内宝石小売店の現状こんな感じです。店舗のみの会社の場合店舗売上をみて頂けると厳しい現状がお分かり頂けるかと思います。引き続き8月も店舗への影響が避けられなそうです。

withコロナ、店舗のあり方を真剣に考えて方向転換しなければいけないと実感しております。オンラインに100%舵を切るかもしれません。先を読み、決断・実行することが経営者には求められますのでどこかで判断したと考えております。

強いものが生き残るのではなく、変化できるものが生き残る。今回のコロナはまさに変化を迫られている状況で、秋に向け最悪の状況を想定し備える必要があります。何も起こらなければ準備した分必ず成長します。withコロナでの自社のビジネススタイルを決める。まずはそれを判断・決定することが求められように感じます。

明日から通常営業再開、皆様一緒に頑張っていきましょう。

11月3日文化の日

こんにちは!11月3日46歳になりました。

34で独立したので会社も12年になります。あっと言う間でした。スタート当初はBtoBサイトや卸イベント参加などしておりましたが少しずつ内容が変化し、3年前のIJT撤退より今は完全に輸入製造小売に移行しております。卸の売上減少を小売の成長でカバーし上手く移行することができました。小売に注力したことは間違いではなったと今では思います。

今年は10月消費税増税を心配しましたが、締めてみると10月受注は昨対140%、前回8%の時のような直前駆け込みがない代わりに落ち込みもなかったので、政府の5%還元施策は初月は良かったのかなと。このまま大きな影響が来ないことを切に願います。

久しぶりに起業時の事思い返していたのですが、起業とは思い通りにいかないものですね。当初思い描いてたプランと今は全く違う事業をしている訳ですから(笑)。ブログを遡っていただくとわかると思いますが、最初はBtoBマッチングサイトでスタートし資本金500万の内250万サイト制作に突っ込みました。宝飾業界からIT企業を狙ったのですが…撃沈。途中前の会社の在庫を引き取る事になり販売するためにネット通販スタートして、今の基礎ができたのでこれは運が良かった。

最近は宝石ジュエリー業界でも卸からネット直販にチャレンジするケースも多くなってきていますが、中々成果が上がらず結局ミネラルショーなどリアルイベントに頼ってしまう傾向にあります。しかし小売を目指すならまずは何が重要かを考えないといけません。まずやらなくてはいけない事は集客!その為の魅力をどう出すかを本気で考えないと私たちみたいな小さい個店に来てくれません。またその部分を他社に頼っていては目の前売上はできても、継続的な成長は見込めないと思います。他にもポイントは多数ありますが小売を目指すならまずは集客ありきです。

来年2020年になりますが、所有概念や買い物方法、ライフスタイルなど変化し、継続成長するためには私たちも変化しなければいけないと常に危機感も持っています。12年積み上げた経験で柔軟性がなくならないようにこれからも変化させながら成長していければと思います。

宝石購入…A店ではSランク扱いだけど、 B店だとそのルースはDランク扱い?結局は…

こんにちは!

先日ショップのメルマガで反響があった内容で、結局宝石選びはここだよね。という内容をご紹介します。

以下、メルマガの内容

前文省略、

さて、ルースを集めていると
あの時良いと思って購入したルース

今考えるとカットが少し歪んでるな…
インクルージョン多いな…
色ムラがあるな…
などと、

色石を知れば知るほど品質の違いを知り
色だけでなく、クオリティー・カットの重要性を
感じるようになってまいります。

やはりもっと良いものが欲しい
そう感じるのは皆同じですね。

近年はルースサイトも増え、フリマサイトやオークションサイトなどで個人売買も活発になっており、 今まで販売に値しなかったような低質品も同じ宝石名で出品されるようになってきました。

選択肢が増えた半面、選ぶのが大変な時代ですね。
そして皆様困るのが商品説明の判断、(色石にはダイヤモンドのようなグレーディングシステムはありません)

例えば「最高にキレイ」とA店で表現されたルース

A店ではSランク扱いだけど、
B店だとそのルースはDランク扱い
場合によっては取扱外
なんてことも当たり前に起っております。

「傷がない」「インクルージョンなくクリーン」「カットがキレイ」

などのも同様ですね。

店毎に扱う品質が違うので基準を知るまでが大変!

昨日ご来店のお客様がつくづくおっしゃっていたのが、

宝石は誰から買うか本当に大切ですね…

おしゃる通りです
定価と定められたグレードのない色石は特に…。

以上、メルマガ抜粋

ネットショップだけでなく、実店舗の店員の言葉も一緒です。レベルの低い店員はなんでもキレイと表現しますし、本人は本気でそう思ってたりする(上のレベルを見ていないので低質品でもキレイに感じてる)のでまたタチが悪い。

良質な宝石を購入するのに大事なことと聞かれれば、結局は「誰から(どこから)買うか」これに尽きると思います。私たちの仕入も一緒です。

展示会ビジネスは大量消費時代のもの

こんにちは!暑い日が続きますね。

そういえば先日、
展示会ビジネスが『人材危機』という記事を見か
けたのですが、なんでも宝飾メーカーや問屋に若
い人材が集まらないとの事です。

※今回の『展示会ビジネス』とはジュエリーメーカー・
問屋が商品や企画を小売店に持ち込み開催する展
示会についてです。

理由は
・休みが少ない
・仕事内容が若者に嫌がられる
・出張が多く家に帰れない
・週末は展示会の為休めない
・将来の不安・報酬
などと分析されておりました。

私の20代後半はまさにその通りでした。

将来の不安と報酬で不満はなかったですが‥(笑)
それ以外はまさに!
個人的には楽しかったけど、離職率はやはり高かっ
たように思います。

2-3日間の展示会を毎週全国の小売店を回り開催
期間中は朝の準備から日中の接客、夕刻の片づけし
終了後食事の付き合いなどあればらに長時間拘束さ
れます。

ただ2000年位は売上1催事1500万・2000万は当たり
前で担当した展示会が1000万切ると失敗扱いと今で
は考えられないほど売上が容易に上げられてました。

当時から顧客の高齢化・重ね売りなども叫ばれてお
り、その後想定以上のスピードで1催事当たりの売
上も低下し、2008年位には1000万で大成功のレベル
になっていました。

小売店も売上低下を催事回数増でカバーと小売店・
メーカー・問屋とも悪循環になっていたところも
多かったと思います。

展示会ビジネスは大量消費の時代のやり方で、団塊
以降の消費世代にはマッチしないやり方と言うと雑
になりますが、

顧客需要をつかんでいる小売店主導の内容であれば
十分受け入れられる余地ありますが、メーカーや問
屋主導のパケージ化されたイベントの多くは多様化
した消費者に向けての対応は難しくなっていると感
じていました。

当時展示会ビジネスに身を置いていたものとして実
感していた事です。

そしてジュエリー購入先の選択肢が少なかった
10年・20年前と違い、国内外でネット・店舗と自
由に購入先を選べるようになってきた現在の環境下
では以前の展示会スタイルはさすがに通用しません。

故に忙しいばかりで業績が上がらず待遇も上げられ
ない、それではやはり若い人材は集まりませんし魅
力ある職業には見えないでしょう。

ITが当たり前の中で育ってきた世代は効率の悪い
事を嫌がる傾向にあると感じます。
本人が効率よい人間かは置いといて…

暑い中重いカバンをもって休みなく全国に廻って
売上を上げてもくれない店主に気を使って
給料上がらずではやはり続きませんし直ぐに辞め
てしまいます。
今は他に効率良い仕事がいくらでもある訳ですから

給料より自分の時間を大切にするようになったり
働き手の変化も早く、私たちの時代は…なんて言って
られません。

労働人口減少の中での人材確保、労働意識の変化への
対応は多くの業界で急務となっております。

あらゆる変化のスピードは速くなる中、いち早く変化
するものが生き残るのは歴史が証明しておりますので
直面している経営者は思い切ったかじ取りが必要なか
もしれませんね。

たまたま見た記事で昔を思い出し色々感じたので
少し書いてみました。

神戸国際宝飾展来場者数速報

こんにちは!

5月16日-18日
神戸国際宝飾展が開催され来場者数が発表されました。

3日間合計 12,600人
5月16日(水) 7010
5月17日(木) 3422
5月18日(金) 2168

当社は1名スタッフが参加しましたが、初日結構混んでいたようです。

こういったショーも盛り上がっていけばうれしいですね。

小売でも世界規模の競争がすでに始まっている。

こんにちは!

かれこれ20年近く宝石・ジュエリー業界で仕事をしてますが
ここ数年の変化は凄まじいですね。前回も書いた(笑)

昨日も研磨屋さんと話してたのですが、普段裏方として活躍
している人たちも「今まで商売が変わってきたね。」
なんて言うくらいですから
川下の皆さんも強く感じてるのではないでしょか?

確かに当社WEBショップでも
海外からルースの注文が入り、アメリカのジュエリー工場に直送
そこで製造してからまた注文者の国に発送という流れがあります。

これって今までは企業が大きなロットでやってたこと
それが今は企業ではなくいち個人が3つの国をまたいでたった1つ
のジュエリーを発注する時代にすでになっております。

今後ますますこのような流れが増え、消費者は
国内だけでなく世界規模で自分の好みのものを探し買い物をする
ようになっていくのではないでしょうか。

その時は世界規模の競争になるので単にモノを流通させて
いただけるは個人レベルでしか生き延びれなくなってします。

今後は他にはない強みを持っていなければ
益々厳しい時代に突入するでしょう。

さらに勝ち負けの差が大きくなる中で生き残るために
新しい事にチャレンジしなければいけませんね

業界の皆様一緒に頑張っていきましょう。

これからの宝石小売

2017年スタートしたと思ったらもう4月

いつの間にか桜満開となりました♪

早いですねぇ~

 

1月~3月いかがでしたでしょうか?

 

当社1月IJTは6年目の出展で初めて売上減でしたが

1月から小売の業績が良く、いずれの月も昨年対比超え

特に2月・3月は過去最高受注でした。

 

2月決算で会社的に9年連続昨年対比売上成長でき

創業時に立てた目標のひとつはクリアできました♪。

すでに10期目になってますが今期はさらに加速して

行く予定です。

 

で、今後も注力していく小売ですが

当社はECサイトで宝石ルース販売がメインで

同時にサイトから赤坂店舗への来店での購入も

増えております。

 

昨年よりデザインできる人材を仲間に加え

フルオーダーメイドに力を入れており

色石ルース専門店でこだわりの宝石を選び

フルオーダーメイドで世界にひとつの本格ジュエリーを制作

 

石の輸入からデザイン・製作まで自社でスピーディー

に対応できる体制を整えております。

 

特にオンラインユーザーへのフルオーダーを

ブラッシュアップして強みにしていければ

強力な強みになると感じていますので

フルオーダーの分野はデザイナーを増やし

より広げていく部分でもあります。

 

今後ECの世界では、自動翻訳による言語障壁の消滅

決済・物流の整備により海外ECが想像以上に早く実現

すると予想しています。

その時ただ単に流れてきたモノだけ販売していては、

個人レベルでは生き延びれても企業として成長して

行くことは難しく川上が運営するサイトに淘汰されてしまいます。

 

特にこれからは付加価値を生むサービスを作り出して

行かないことには、利益を受け取ることが難しいものに

なっていくでしょう。

 

ビジネス環境の変化が加速度的に早くなる昨今

個人的にも新たな価値創造に努力していきたいと思います。