こんにちは!
8月も終わりますね。皆様いかがお過ごしでしょうか?
今回はジュエリーCADやハンドメイドジュエリーに対して
消費側がどう感じているかについて現在現場で感じる事
を書いてみます。
かれこれ22年前にジュエリーCADというものを知って
当時大学を出て彫金学校の学生だった私は、月10万円で
都内で生活しなければならず投資する費用が捻出できず
触れることはできませんでした。
もっとバイトしろって話ですが(笑)
この業界に従事している方はご存知の通り
現在ジュエリー製作の現場では不可欠となっております。
個人レベルの工房ではまだまだハンドメイドでイチから
製作され手作りの良さで差別化をしている所も多いかと
思います。
私もその方法で丹精込めて作るものに価値を感じた世代
です。
ただ時代の流れでしょうか…
ハンドメイドジュエリー(特に鍛造)=非効率・コスト高
のイメージを持つも世代も出てきているように感じます。
※当店顧客は18-24歳は8%、25-54歳80%がメインで
55-65歳7%、65歳以上は5%ほどですので
ブライダル専門を除く一般的な宝石小売店に比べ年齢
層は低いかと思います。
学校教育でタブレット、連絡はLINE
何でも短時間で機械が作ってしまうよな時代に突入し
そんな中で育った世代は
わざわざ地金伸ばして曲げるの?
手でワックス削るの?
機械でやった方が効率的と考えてもおかしくありません
し、今後その割合は益々増えるのではないでしょうか。
もちろん一部の人間にしかできな技術もありますし
その人でなければ出せない雰囲気もありますのでハンド
メイド自体なくなる事ないと思いますが、一般的なジュ
エリー製作はすでにマシンメイドに置き変わっているの
が現状です。
最近はジュエリー製作学校の閉校も耳にします。
その要因が業界低迷だけでなく
効率を求める若い世代が、コツコツ作ることに価値を感
じなくなってる事実も忘れてはいけません。
製造機器が進化しハンドメイドがウィークポイントになる。
そんな時代も案外早くくるかもしれませんね。
5年後 10年後 20年後…
社会やこの業界どうなっているのでしょう‥
先日自動運転のユーザーを乗せた実証実験が行われ、
その感想は人の運転と変わらないと言ってました。
リスクを冒さない静かな運転をイメージしてたらしですが
結構アグレッシブだったのが人間らしいとの事
既にここまで来ているといった感じです。
個人的にはテクノロジーがあらゆる課題をクリアし良い
方向に進むと楽観してますので今後はとても楽しみです♪
<注釈>
決してハンドメイドを否定しマシンメイドを肯定、
またその逆でもございません。
個人的には顧客の要望に合わせてベストの方法で製作
すれば良いというスタンスです。